海釣りを始めたばかりの人で、なかなか魚が釣れないという人は多いのではないでしょうか。
ぼくも海釣りを始めてすぐの時は、なかなか魚が釣れませんでした。
しかし、とある釣り方をやってみたところ簡単に魚が釣れるようになりました。
その釣り方とは『穴釣り』です!
穴釣りは、どんな季節でも簡単に釣ることができ海釣り初心者にはもってこいの釣り方です。
なので今回は、海釣り初心者でも簡単に釣れる穴釣りの仕掛けとやり方を説明したいとおもいます!
穴釣りとは
穴釣りとは、岩のすきまやテトラポットのすきまに住むロックフィッシュ(根魚)を狙う釣り方です。
この根魚は岩のすきまやテトラポットのすきまのような狭い空間を好み住んでいます。
上の写真のような岩場さえあればどこの海でも釣ることができ、とても簡単です。
根魚は食欲がおおせいなのでエサはなんでもよく、仕掛けを穴に落としさえすれば釣りあげることができます。
穴釣りで狙える魚の種類
次は穴釣りで狙える魚について説明していきます。
ソイ
穴釣りをしているとよく釣れるのがソイです。
ソイの中にもムラソイやクロソイなどいくつかの種類がありますが見分けるのは難しいです。
カサゴ
カサゴも穴釣りではよく釣れる魚の一種です。
地域によってはアラカブやガシラと呼ぶところもあります。
オールシーズン釣れる魚ですが、9~2月と少し寒い時期が良く釣れます。
メバル
穴釣りでたまに釣ることができるメバル。
非常においしい魚なので釣れると得した気分になります(笑)。
アイナメ
アイナメは穴釣りで釣れる魚の中でもサイズの大きい魚です。
引きがとても強いので穴釣りでもファイトを楽しむことができます。
キジハタ
キジハタは穴釣りをしているとたまに釣れる高級魚です。
地域によっては名前をアコウと呼ぶところがあります。
穴釣りで狙って釣れるような魚ではありませんが、たまに釣れると嬉しくなるおいしい魚です。
チヌ
穴釣りをしていると稀に釣れるのがチヌです。
この魚は魚体が大きいのでかなり引きが強くてファイトが楽しめます。
上からのぞいていると大きな魚体が近寄ってくるのが見えるのでワクワクします。
穴釣りのシーズン
穴釣りはオールシーズン釣果の期待できる釣りですが特に気温の下がる9月~2月がハイシーズンとなってます。
冬になると数・サイズともに良くなるので穴釣りで大きな魚をたくさん釣りたいという方は冬場に釣りをしましょう。
穴釣りの仕掛け
穴釣りの仕掛けはすごく単純でラインにブラクリと呼ばれるオモリをつけてそれにエサを付けるだけです。
ブラクリの代わりにジグヘッドを使っても普通に釣ることができます。
エサはイソメや小さなエビなどの餌が反応が良いですが、ワームなどの疑似餌でも問題なく釣ることができます。
穴釣りで釣れる魚は獰猛ですのでエサは形のあるものなら何でも良さそうです。
穴釣りの釣り方を解説
次は穴釣りの釣り方について解説していきます。
穴にエサを落として上下に動かす
穴釣りの基本的な動作は、穴を見つけたらエサを落として上下にチョンチョンと動かすだけです。
エサが穴の底までしっかり落ちるようにフリーフォールで着底するのを待ちます。
ラインが出ていかなくなったらエサが底まで沈んだ合図ですので、そこからエサをチョンチョンと動かしていきます。
魚がいる場合は何回か動かすとすぐあたりがあるので、しっかり合わせを入れて釣りあげます。
どんどん穴を探してエサを入れていく
穴釣りは穴に魚がいるときはすぐ食いついてくるので、反応がないときはその穴に魚がいない可能性が高いです。
ですので、反応がない時はその穴は諦めて別の穴に移動しましょう。
探る穴の数が多ければ多いほど魚の釣れる確率が上がるのでひたすら穴を見つけてエサを落としていきましょう。
穴釣りをするときの注意点
穴釣りでは、岩の上にのったりテトラポッドのうえに乗ったりするので、すべりにくい靴を履いていきましょう。
また、靴の裏がぬれてしまうと岩やテトラポッドの上でもめちゃくちゃすべりやすくなるので、なるべくぬれているところは避けておきましょう。
とくにテトラポッドがあるところで海に落ちると上がってこれなくなることがあるので要注意です。
海に落ちたときにも大丈夫なように、ライフジャケットをつけておくことをおすすめします。
穴釣りに必要な道具を紹介
ここでは穴釣りに必要な道具を紹介していきます。
穴釣り用のロッド
穴釣りをするときに使うロッドは、長いものよりも短い竿のほうが釣りやすいです。
穴釣り用の短い竿はどこの釣具屋さんにも置いてあり、値段も安いので買いやすいのが良いところです。
ネットで買うと種類も豊富なので、釣りに行く前にネットで買っておくと確実です。
穴釣り用のリール
穴釣りで使うリールは小型のものが扱いやすくおすすめです。
他の釣りで使うようなリールと比べても値段が安いものが多いので気軽に買うことができます。
穴釣り用のライン
穴釣りで使うラインはナイロンラインの3号です。
これくらいの太さがあればラインが切られることはめったにありません。
しかし不意な大物がかかったときは切れることもあるかもしれないのでもう少し太いラインを使ってもいいかもしれません。
穴釣り用のオモリ
ブラクリは岩のすきまやテトラポットのあいだをスムーズに落ちていくように、ひし形の形をしています。
これがあると、根魚の住んでいるすきまの一番奥までスルスルと落ちていってくれます。
穴釣りでは、魚がいそうな穴に次々とエサを落とさないといけないので、ブラクリがあったほうが時間が短縮できて魚が釣りやすいです。
また、ブラクリは根掛かりしにくいような作りになっているため、根掛かり対策としても使えます。
それでも、穴釣りに根掛かりは付きものですのでブラクリを使う方は多めに持って行っていくことをおすすめします。
穴釣り用のエサ
穴釣りで使うエサは生きエサだとアオイソメやゴカイなどがありますが、店が近くにない場合は買えないため代わりにワームなどを使うのがおすすめです。
基本的に根魚は穴に落ちてきたエサにはなんでも食いつくため、ワームでも簡単に釣ることができます。
また、アオイソメやゴカイに似たパワーイソメも穴釣りで使われることが多いのでそちらを使うのも良いかもしれません。
大きめの魚がかかった時でも釣ることができる仕掛け
穴釣りでは、メバルやソイなど小さめの魚が釣れることがほとんどですが、たまにアイナメなどの50センチくらいの魚がかかることがあります。
その時に安い竿では釣りあげることが難しいため、もし大物も釣り上げたいという方のためにおすすめの釣り具を紹介します。
大物向けの穴釣りロッド
大物狙いで穴釣りをする場合は、先ほど紹介した釣り竿より少し長めの釣り竿を使うのがおすすめです。
長さがある分、テトラからすこし離れた深い穴も探ることができ大物に出会えるチャンスも増えます。
また、ロッドに硬さがあるので大物がかかっても強引に引っ張りだすことができます。
大物向けの穴釣りリール
チヌやアイナメのような不意な大物がかかった時にも、専用のリールを使っておけば安心です。
専用のタックルの組んで穴釣りで大物の魚を釣り上げましょう。
まとめ
今回は穴釣り釣り方と仕掛けを紹介をしましたが、穴釣りは初心者の方でもほんとに簡単に釣れますのでおすすめです!
特に寒くなってくると、普通の魚はエサの食いが悪くなり釣れなくなってしまうのですが、根魚はいつでも釣れますので助かりますね。
海釣りはとても楽しいので、ケガや事故がないように安全に楽しく釣りましょう!