渓流釣りで狙うポイントの説明と実際に釣れたポイントを写真付きで紹介してみた!

渓流釣りをこれから始めてみようという方の中で、どんなポイントを狙えばいいのか分からないという方は結構多いのではないでしょうか。

僕も渓流釣りを始めたときはどこに魚がいるのか分からず、なかなか釣ることができませんでした。

身近に渓流釣り経験者がいれば一緒に釣りに行くときに教えてもらえばいいのですが、渓流釣りは人口が少ないせいか経験者を見つけるのはなかなか大変ですよね。

しかし、最近は渓流釣りにもだいぶ慣れてきて魚が付いているポイントもだいたいわかるようになってきました。

そこで今回は、渓流釣りの主なポイントの説明と実際に釣れたポイントを写真付きで紹介してみたいと思います。

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渓流釣りでは基本的に白泡以外を狙う

渓流釣りの基本は、白泡が出ているところ以外を狙って釣ることです。

白泡があるところは流れが強く魚はそこにいるだけで体力を消耗してしまうので、もう少し流れの緩やかな白泡の消えるあたりについていることが多いです。

また、白泡の両脇の流れが緩くなっているところにもよく魚がついているので、忘れずに狙ってみましょう。

渓流釣りで良く釣れるポイントの落ち込み

渓流釣りをしているとよく出てくるのが落ち込みと呼ばれるポイントです。

落ち込みは岩がゴロゴロした渓流によくあるポイントで、上流から流れてくる川の水が岩の隙間などから落ち込んでいるようなポイントのことを言います。

基本的に大きな岩に囲まれているので、魚からすれば身を隠すのに丁度良いポイントで、釣り人からすれば岩がジャマになって少し釣りずらいというのが落ち込みの特徴です。

上流から流れてくる川の水の勢いが強い落ち込みだと、白泡の下がえぐれて深くなっているところも多く、そういうところも魚の絶好の隠れ家になります。

渓流釣りで大物が狙えるポイントの流れ込み

渓流釣りで上流から淵やトロ場などの深みのあるポイントに川の水が流れ込んでいるようなポイントを流れ込みと言います。

流れ込みは白泡あたりがエサが流れてきやすく酸素量も多いので、そのポイントで一番大きなヤマメやイワナが待ち構えていることが多いです。

流れ込みの後ろあたりの流れの緩くなっているあたりにも魚が何匹か付いていることが多いので、先に後ろの方から釣ってみて後から流れ込みあたりを釣りましょう。

深みがあって釣るのが難しいポイントの淵

渓流釣りで流れ込みの後ろの流れがよどんでいるようなポイントをと呼びます。

淵は流れが緩く深みがあるので水温が高く、魚が冬を越すときなどに好む場所です。

渓流釣り解禁直後の3月などは、水温が低くて魚の活性も低くなっているので、淵のような流れの緩いポイントに魚が溜まっています。

ですのでそういう時期に釣りをするのであれば、淵を積極的に狙ってみましょう。

特に放流されたヤマメなどはこういう流れの緩いポイントを好むので、遊漁券を買って釣りをするような川では重点的に狙ってみましょう。

気温が上がってくる7月あたりからは淵は水温が上がりすぎて魚がいなくなるので、スルーしましょう。

水温が低い時期に狙うポイントのトロ場

渓流釣りで深みがあり流れが緩いポイントをトロ場と言います。

先ほど説明した淵と似たようなポイントで、淵より少しだけ流れが強めになっています。

禁漁直後の3月あたりに魚が溜まっていることが多いので、そういう時期は積極的に狙っていきましょう。

深みがあるのでしっかりとエサやルアーを沈めないと魚を誘うことができず、初心者の方にはすこし釣るのが難しいかもしれません。

しかし、上手く釣れるようになれば数が稼げるので釣れるようになるまで練習してみましょう。

水温が高くなってきたときに狙うポイントの瀬

渓流釣りで流れが速く水深の浅いポイントをと呼びます。

瀬は流れが速いので酸素量が多く水温も低いので、気温が上がり始めた5月あたりから魚が涼しさを求めて移動してきます。

あまり深みがなく流れもずっと続いているのでどこを狙えばいいのか分かりずらいですが、上流からエサやルアーを流しておけば岩の陰に隠れていたヤマメやイワナが出てきて食らいついてきます。

ですので、瀬では上流にエサやルアーを流して釣れなかったら少し上流まで歩いてまたエサやルアーを流すという感じで釣りあがっていきましょう。

渓流釣りで一番釣りやすいポイントの堰堤

渓流釣りをしていると定期的に堰堤(えんてい)と呼ばれる建築物があります。

堰堤は別の呼び方で砂防堰堤(さぼうえんてい)や砂防ダムと呼ばれたりもします。

基本的にこの堰堤があるところは水深が深くなっていて魚が上流に登っていけないので魚が溜まっていることが多いです。

この堰堤下の溜まりはよく魚が釣れるので、渓流釣りのボーナスステージのようなポイントになっています。

場所によっては10匹以上魚が溜まっていることもあるので、1匹釣れたからと言って移動せずに釣れなくなるまで釣ってみましょう。

深みがあるので仕掛けは沈みやすい仕掛けを使って底付近を狙って釣りましょう。

解禁直後に狙い目の溜まり

渓流釣りで一見すると魚が釣れそうにないけど意外と釣れるのが溜まりと呼ばれるポイントです。

溜まりはほとんど流れがなくイメージ的には湖のような感じのところですが、こういうところでもヤマメなどの渓流魚は普通に釣れます。

餌釣りでは遠投が難しいのでルアーやフライなどに有利なポイントになっています。

解禁直後の3月あたりは瀬などのポイントは水温が低くて魚が生活するのには厳しいので、流れがほとんどなく水温も比較的高い溜まりのようなポイントに集まっていることが多いです。

ルアーを投げると数匹で群れをつくって追いかけてくることも多いので、溜まりがあったらとりあえずルアーを投げてみましょう。

水温が上がってくる7月あたりからは溜まりはまったく釣れなくなってくるので、そういう時期はスルーしましょう。

ヤマメ・イワナが溜まっているポイントの滝

渓流釣りで上流まで登って釣りをしているとと出会うことがあります。

滝は基本的に高さがあるので下流から登ってきた魚は先より上には登ることができず、結果として滝下の深みには魚が溜まることになります。

しかし、この滝下の深みは高確率で底がえぐれていて普通に釣ってもエサが魚に届かずに終わってしまいます。

ですので滝下の深みを釣るときはエサにしてもルアーにしてもしっかりと沈めて底の方を狙って釣るのがおすすめです。

実際にヤマメ・イワナが釣れた渓流釣りのポイント

次は渓流釣りをしていて実際にヤマメ・イワナが釣れた特徴のあるポイントを紹介していきたいと思います。

3月の水温が低い時期は堰堤の下にヤマメが溜まっている

まずは小さな段差が続いている川の上流のポイントです。

このような小さな段差が続くポイントは上から見ても魚の姿はあまり見えません。

しかし、姿が見えないから魚がいないということではなく、この白泡の下に魚が隠れていることが多いです。

ここでも白泡の下にエサを落とすと2匹続けてヤマメを釣ることができました。

初めは軽めのオモリで餌を流していたのですが白泡の下にエサが沈む前に流されてしまったので、オモリを付け足してエサを沈めたところすぐ反応がありました。

ひとつのポイントに数匹溜まっていたようで同じポイントで似たようなサイズのヤマメが釣れました。

時期が3月頃だったので、このような水深が深めの水温が高いポイントに魚が集まっていたようです。

落ち込みは岩の下でヤマメ・イワナがエサを待っている

次は岩に囲まれた落ち込みのポイントです。

このようなポイントでは流れのあたっている大きな岩の下に魚が付いていることが多いので、餌を岩の下に流れるように落としたところヤマメが食いついてきました。

落ち込みは岩に囲まれて狭いポイントが多いのでルアーでは少し釣るのが難しく、餌釣りができる状態なら餌釣りで狙ったほうが確実です。

とくに短い距離で餌やルアーを沈める必要があるため重めの仕掛けを使うことをおすすめします。

流れのほとんどないポイントでもヤマメは釣れる

最初の方のポイント説明にもでてきた溜まりです。

この頃の僕はヤマメやイワナは流れのあるところでしか釣れないと思っていたので、このような流れのほとんどないところでは釣れないと思っていたのですが、ルアーの練習がてら釣ってみると普通に釣れてしまって驚きました。

たまたま時期が3月あたりの気温が低いときで、水温が比較的高めのこのようなポイントにヤマメが集まっていたので釣れたというなんともラッキーな話でした。

これ以降、似たような溜まりがあったらルアーを投げてみることにしたのですが、結構どこでもヤマメが釣れました。

しかし、7月あたりからは水温が上がりすぎてルアーへの反応がかなり悪くなることが分かりました。

水温が上がる5月頃からは瀬でヤマメ・イワナが釣れはじめる

次は5月あたりの気温が上がってきた時期の瀬のポイントです。

この川は浅瀬がずっと続いているような川で、適当にルアーを上流に投げながら歩いているとどこからともなくヤマメが食いついてきて釣れました。

正直、瀬が続いている川でどこにヤマメやイワナがいるかを見極めるのは難しいので、ルアーを上流に投げて釣れなかったら少し上に歩いて行ってまたルアーを投げてみるというのを繰り返すのがいいかもしれません。

夏のヤマメ・イワナは水面付近のムシを意識している

次は流れが緩やかで水深のある淵のようなポイントです。

時期が7月頃でこのような深いポイントは水温が高くなりすぎて釣れるか分かりませんでしたが、とりあえずルアーを投げてみると着水してすぐヤマメが食い掛ってきました。

ヤマメがルアーにヒットする過程が見えていたのですが、ルアーが着水してすぐヤマメが底の方から突っ込んできたので、ムシと勘違いして食いついてきたのかもしれません。

時期的にもムシが増えてくる時期なので、ヤマメは水面付近を意識していたのだと思います。

使ったルアーもスピナーと呼ばれる、ムシをイメージして作られたルアーだったので状況的にはピッタリでした。

大きな岩のあるポイントは良型のヤマメ・イワナが釣れる

次は大きな岩の陰になっているポイントです。

このような大きな岩があるポイントには高確率でヤマメ・イワナがついています。

岩の下に魚が隠れている可能性があるので、慎重にポイントに近づきルアーを投げてみると岩の近くでヒットしました。

岩があるとルアーが投げにくいので少し釣るのが難しいですが、しっかり狙ったところに投げれると高確率で釣ることができます。

渓流釣りは狙ったポイントに的確にルアーを投げないといけませんが、慣れてくるとキャストの精度が勝手に上がってきます。

天気が良い日の渓流釣りは白泡の下も狙う

天気が良い日に渓流釣りをしていると、川の中がスケスケで魚にすぐ気づかれてしまって釣りにならないときがあります。

そういうときは、魚からこちらが見えないような岩の陰や白泡の下にもエサやルアーを流してみましょう。

白泡の下からヤマメやイワナが出て来るときは一瞬の出来事なので、焦って合わせるとバラす可能性が高いです。

と言われても焦るなという方が難しいですが(笑)。

流れの速いポイントでも脇のほうにヤマメ・イワナがいるかも

流れが速くて白泡だらけのポイントでも、脇のちょっとした流れの緩いところにヤマメ・イワナが付いていることがあります。

ですのでそういうところがあれば、一度狙ってみることをおすすめします。

このようなポイントは他の釣り人が素通りしていることが多いので、結構釣れたりします。

ただ、勝負はほんの一瞬で釣れるかどうかはその日の運によります(笑)。

源流の小さなポイントに大物がいることもある

渓流釣りで上流まで釣りあがっていくと、川がどんどん狭くなって魚もあまり釣れなくなってきます。

しかし、魚が釣れないからといって魚がいないわけではありません。

渓流よりさらに上流の源流のような場所では、小さなポイントに大物が隠れていることが多いです。

実際に源流で小さな隙間のようなポイントにエサやルアーを流してみると大物が飛び出してくることがあります。

雨の後で増水しているときは流れの緩やかなポイントを狙う

雨の後で川が増水しているようなときは、流れが緩くなっているポイントにヤマメやイワナが移動しています。

ですので、雨の後に渓流釣りをするのであればポイントの脇のほうを中心に狙ってみましょう。

雨の後は魚の活性が上がっていることが多く、普段より釣れやすい感じがします。

雨の後は川が濁っていて魚の警戒心が薄れているので大物を釣るチャンスでもあります。

もし川が濁りすぎて釣りができそうにないときは、かなり上流に移動して濁りの少ないところで釣りましょう。

まとめ

今回は渓流釣りの主なポイントの紹介と実際に釣れた特徴的なポイントを説明しましたが、ヤマメ・イワナは結構いろんなところにいるので、いそうだと思ったらエサやルアーを流してみましょう♪

実際に自分で釣ることができれば一番いいですが、最初は難しいと思うのでこの記事を参考にしてチャレンジしてみてください!

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