日本の中でも屈指のシーバスポイントである筑後川。
ランカーサイズのシーバスが良く釣れることで有名で、遠くからはるばる筑後川まで釣りに来る人も多い人気河川となってます。
最近は有明海特有の有明シーバスを目的に釣りに来る人も増えていて、ますます注目度が上がっています。
そんなシーバスアングラーに人気の筑後川について今回は紹介していきたいと思います!
筑後川とは
筑後川は熊本の阿蘇を水源とした九州最大の一級河川です。
有明海と面しているため潮の干満差が大きく、大潮のときには干満差が5メートルにも達します。
そのため筑後川でシーバスを釣るときには潮を読むのが重要で、これを知らずに釣ると何も釣れないということも多いです。
また、川幅は200m以上あるのでルアーを100m以上遠投できるタックルが必要になります。
筑後川で釣れる有明スズキとは
筑後川で釣れる有明スズキは、日本のスズキと中国大陸に生息する大陸スズキとの雑種だと言われています。
見た目は大陸スズキそっくりですが成体でも小さな黒点が残っているのが特徴です。
最近はこの有明スズキを目的に筑後川に釣りに来るシーバスアングラーも多く、注目度の高さがうかがえます。
筑後川でシーバスが釣れる潮
筑後川は有明海が近いため潮の干満差が大きく、潮の見極めは重要です。
シーバスは上げ潮でベイトを追って河川へ登ってくるので、狙いとしては上げ潮の時が一番いいです。
しかし場所によっては潮が満ちてくると足場がなくなるので、狙いとしては上げ潮で足場が無くなる前の2,30分程度が一番いいタイミングになります。
水深の浅い支流などではシーバスが目の前を泳いでいくのが見えることもあり、それもリバーシーバスの楽しみの1つでもあります。
筑後川でシーバスが釣れるポイント
筑後大堰より下流
筑後川でシーバスを釣ろうと思ったら筑後大堰より下流で釣るのが前提となります。
筑後大堰より上流でもシーバスが釣れることはありますが、大堰下流と比べると数はかなり少なくなるので筑後川でシーバスを狙うのであれば筑後大堰より下流で釣りましょう。
筑後大堰上下150mは立ち入り禁止となっているので注意が必要です。
流れ込み
筑後川は河川の規模が大きくポイントが絞りずらいので流れ込みのような目で見て分かりやすいポイントを狙うのがおすすめです。
流れ込みは本流以外にも支流に数多く存在し、流れを見つけたらルアーを通してみることをおすすめします。
シーバス自体のストックは多く、ほとんどの流れ込みにはシーバスが付いています。
流れ込みはシーバスがベイトを狙っていることが多いのでミノーのようなベイトを意識させるルアーは必須です。
水門
筑後川にはシーバス定番ポイントの水門が数多く存在します。
マップ上で見える水門をざっと数えただけでも軽く30個は超えています。
居着きのシーバスがついていることが多くポイント選びには困りません。
水門は浮きゴミの近くにシンキングペンシルをフォールさせるのが簡単に釣れておすすめです。
なので、水門周辺を探るならシンキングペンシルは持っておきましょう。
支流
筑後川は川の規模が大きいだけに支流の数もかなり多いです。
シーバスは上げ潮のタイミングで支流のかなり上流まで登っていくので河口から遠く離れた街中でもシーバスが普通に釣れます。
潮が満ちてくるタイミングを見計らってポイントで準備しておき、足場が無くなる数十分の間にシーバスを釣りましょう。
支流は本流と比べポイントを絞りやすいのでシーバス初心者の方にもおすすめです。
橋の下
筑後川は河川の規模が大きいだけに橋の数もかなり多いです。
橋がたくさんあればシーバスの好きな橋脚もたくさんあるということであり、筑後川の橋脚は定番ポイントとなってます。
橋脚付近の明暗には特にシーバスが付いていることが多いので橋脚周りと明暗は忘れずに攻めましょう。
橋脚は岸から距離があることが多いので飛距離の出やす鉄板バイブなどは必須となります。
筑後川シーバスのシーズン
筑後川シーバスのシーズンは4月~10月頃までです。
中でも釣果が上がり時期は5月のゴールデンウィークあたりで、この時期になるとシーバスの釣果がかなり期待できます。
毎年10月以降は産卵のためにシーバスが有明海に下っていくため、あまり釣れなくなってしまいます。
筑後川のエツパターンについて
引用:市場魚介類図鑑
筑後川にはエツと呼ばれる有明海特有の魚が遡上してくるためエツパターンが存在します。
遡上は産卵が近づく5月頃から行われて、晴れた日の昼間に産卵することが多いです。
このエツパターンに入ると普段はいろいろなベイトを捕食しているシーバスが、エツしか食べない偏食状態になってしまいます。
そのため5月からのエツパターンではエツを意識したトップウォーター系のルアーを水面付近で泳がせるのが効果的です。
筑後川のシーバスは冬にも釣れるか
筑後川のシーバスは冬前に有明海に下ってしまうので冬はあまり釣れなくなってしまいますが、一部の個体は居着きとして川に残るので冬でも釣ることはできます。
居着きのシーバスは橋脚や水門などのストラクチャーについていることが多く、冬のシーバスを狙うのであればそのようなポイントを中心に狙っていきましょう。
また、2月ごろから筑後川でバチパターンが始まり、シーバスの釣果が出始める傾向にあるので冬にシーバスを狙うのであればナイトシーバスがおすすめです。
ナイトシーバスでバチパターンを狙うときはシンキングペンシルやワームを使うと釣果が上がりやく、そこらへんのルアーを揃えておくのがおすすめです。
筑後川でシーバスを釣るならスパイクは必須
筑後川でシーバスを釣るときに必ず持っておいたほうが良いのがスパイクです。
筑後川は潮が引いたあとは泥が水分を含んでズルズル滑るので、スパイクがないとまともに釣りができません。
場所によっては足を滑らせると危ないところも多く、最低限これだけは持っておいてください。
まとめ
今回は筑後川のシーバスについて解説してみましたが、ポイントさえ見つければ結構簡単に釣れるので何度か通って自分のポイントを見つけてみてください。
筑後川のシーバスをこれから始めてみたいという方は支流の方が釣りやすいと思うので、支流を中心にシーバスを狙ってみましょう。
筑後川はいきなり大物がかかることも多く、準備を万全にしてシーバスとのファイトを楽しんでください!
筑後川のシーバスポイントを紹介している記事があったのでご紹介。
一回読んでみましたが、筑後川の人気ポイントは一通り書いてあったので手っ取り早くシーバスを釣りたい人は買ってみるのもいいかもしれません。