はじめて渓流ルアーフィッシングに挑戦してみたけど、魚が1匹も釣れなかった。
そんなほろ苦い経験をされた渓流釣り師は多いのではないでしょうか。
僕は運良くはじめての渓流ルアー釣りでヤマメを釣ることができたので、ルアーフィッシングにハマりましたが、あのとき釣れてなかったなら多分簡単に諦めてたと思います。
しかし、あれから今日まで渓流ルアーを続けてきてヤマメ・イワナを釣るにはコツさえ知っておけば簡単だということがわかりました。
そこで今回は、渓流ルアーフィッシングで魚が釣れないときに考えられる理由と、改善の仕方を書いていきたいと思います!
そもそもその川にヤマメやイワナなどの魚がいない
渓流ルアーフィッシングをする上でもっとも重要なのが、その川にヤマメやイワナなどの魚がちゃんといるのかどうかです。
基本的に、ヤマメやイワナなどの渓魚は放流していない川にいることは稀で、いたとしても数はかなり限られます。
このような川はフィッシュ&イート派の人が1人入っただけでも、魚がいなくなってしまうということもあります。
そのような川で、数少ない魚を狙ってみても釣れる確率はかなり低く、初心者の場合は相当な運を持っていないと釣れません。
なので確実に魚を釣りたいと思うのであれば魚が放流されている川に行きましょう。
ヤマメやニジマスなどの魚が放流されているかどうかは、ネットで調べると簡単に出てきます。
放流されているところは遊漁券を買わないといけないことが多いですが、その分魚影は濃いので釣果は期待できます。
また、雑誌などにも渓流釣りのポイントがのっていることがあるので、そのような雑誌を買うのもありかなと思います。
先行者がいる
渓流釣りにおいて先行者がいるかいないかは釣果に大きな影響をもたらします。
有名河川だと早朝から場所取り合戦が始まっていて、昼くらいになるとどこを釣っても釣れなくなってしまいます。
なので先行者に先を越されないためにも、渓流釣りをするときは朝早くから釣り始めましょう。
日が昇り始める朝6時あたりに釣りを開始する人が多いので、それに遅れないように早起きして準備しておきましょう。
また、寝坊して昼くらいから釣りをするときに先行者がいるかどうかを確認するためには足跡を探しましょう。
先行者がいる場合には渓流の砂地の部分に足跡がついていることが多く、そういうときには高確率で魚が釣れません。
なので足跡を見つけたらその区間での釣りは諦めて、大きく場所を移動しましょう。
他にも、夏などの虫が多い季節はクモの巣も先行者の目安となり、クモの巣が破れていたら先行者がいるか、またはつい最近釣り人が入った可能性が高いです。
クモの巣がかかっているとどうしても先を行くのに躊躇してしまいますが、そういうところは魚が釣れやすいことが多いので、迷わずに突っ込んで行きましょう。
釣るポイントが悪い
これが結構重要なところで、釣る場所が悪いとほんとに魚が釣れないことがあります。
渓流初心者の方で多いのは、釣りやすいところに入って良さそうなポイントを釣ってみるとこだと思うのですが、そういう釣りやすいポイントほど他の人も釣っている可能性が高く魚が釣れないことが多いです。
なので、渓流釣りにおいて魚を釣ろうと思ったら、人があまり入りそうにない上流のポイントなどを狙うのがおすすめです。
人が入りにくいところはたどり着くまでが大変なことが多いので、深いところでも進んでいけるウェーダーは必須になります。
また、魚のいないポイントで粘っても釣れませんので、魚が釣れないと思ったらすぐに場所を移動してできるだけ多くのポイントを探ってみましょう。
釣りをする季節が悪い
釣りをするポイントの次に重要なのが、釣りをする時期です。
渓流釣りは基本的に3月から9月まですることができるのですが、その間に春・夏・秋と季節が変わっていきます。
魚には生活しやすい適切な水温があるので、季節が違えば当然魚の反応も変わってきます。
渓流ルアーフィッシングをする上で知っておいた方がいいのは、魚が釣れやすいのは春と秋、逆に釣れにくいのは冬と夏ということです。
なぜ、このような違いが出るのかというと春・秋は魚が生活するのに水温がちょうど良く、夏・冬は水温が高すぎるまたは低すぎるからです。
これを知らずに冬や夏に渓流ルアーフィッシングをすると、全然魚が釣れないという状況に陥るので、季節の違いを知った上で釣りをしましょう。
使うルアーが悪い
釣りをするポイントや季節も重要ですが、その他にも使うルアーによって釣果が変わることもあります。
これまでトラウトルアーはいろいろなものを試してきましたが、やはり釣れるルアー、釣れないルアーはあります。
同じ日に同じ渓流で釣りをしていて、さっきまで全然釣れなかったのに、ルアーを変えた途端に入れ食いになるということも何回か経験してきました。
ただ、いつ使ってもどのルアーよりも釣れるルアーというものもこの世には存在していて、スミスのARスピナーなんかは、ほんとに誰が使っても簡単に釣れるルアーの代表作だと思います。
ARスピナー以外でも良いルアーは存在しますが、ほんとに魚を釣りたいと思ったらARスピナーは必ず持っておきましょう。
また、使うルアーによって反応が全く違ったり、レンジが合ってないといくら良いルアーを使っていても釣れないことがあるので、スプーンやスピナー、ミノーなどルアーの種類を変えてみたり、シャロー(浅いポイント)を攻めるルアー、ボトム(底付近)を攻めるルアーなどレンジの異なるルアーを用意しておくことをおすすめします。
まとめ
今回は渓流ルアーフィッシングで魚が釣れないときの理由をいくつかまとめてみましたが、これさえ知っておけば釣れないということはほとんどないと思うので、あとは状況の良いときに釣りに行きましょう。
渓流釣りは最初の1匹を釣るのが大変ですが、1度釣れたらあとは簡単に釣れるようになるので最初が1番の踏ん張りどころです。
渓流釣りは魚を釣ることだけを目的に行くと釣れないときが楽しくないので、キャンプのような他な趣味と合わせると楽しみが増えて良いかもしれませんね。