ヤマメ釣りが禁漁になって数日、早くもヤマメ釣り欲が出てきました(笑)。
これではとても来年の解禁の3月までは持ちそうにないので、渓流釣りの動画を見ながら何とか欲求を解消していますw
最近は、釣り堀や管理釣り場に行ってみるのも良いなーと思っているところです。
さて、渓流釣り初心者の中にはヤマメの禁漁期間がいつからいつまでなのか、なぜ禁漁になるのかなどが分からない人がいるのではないでしょうか。
僕も昔は渓流釣りは3月から9月末までの間しかできないとだけ覚えていて、理由までは考えることはありませんでした。
しかし、予備知識として知っておくだけでも良いかなと思い調べたことがあります。
なので今回はそれをまとめてみたいと思います!
ヤマメの禁漁期間は10月から2月末まで
基本的にヤマメ釣りの禁漁期間は10月1日から2月最終日までです。
北海道など特殊な例を除けばだいたいはこの時期が禁漁になっているようです。
もちろん各都道府県、各漁協により微妙に時期がズレていることはあります。
ただ、共通の認識としては10月から2月末が禁漁ということになっています。
ヤマメ釣りが禁漁になる理由
次はヤマメ釣りになぜ禁漁の期間があるのかを説明していきます。
ヤマメが産卵するために禁漁になる
ヤマメ釣りが禁漁の間にヤマメは産卵をします。
禁漁期間が始まる前の秋にはヤマメは産卵の準備を始めていて、メスのヤマメはお腹の中のタマゴが大きくなり、オスのヤマメは白子が大きくなります。
そして禁漁期間に入った10月から11月にかけて産卵を始めます。
そのタマゴから子ヤマメが生まれて、ヤマメ釣りが解禁する3月までに5センチくらいまで成長します。
禁漁期間はヤマメの産卵から成長までの妨げにならないように設けてあることがわかります。
ヤマメを禁漁期間に釣ると産卵の邪魔になる
禁漁期間が始まった10月頃の雌ヤマメはお腹の中のタマゴにエネルギーをとられ、体力が減っています。
その時に釣り人が来てそのヤマメを釣ったのであれば、ただでさえ減っている体力がさらに奪われることになります。
リリースしたとしてもヤマメは弱るか、最悪の場合は死んでしまうこともあるかもしれません。
いずれにせよ産卵期のヤマメには悪影響しかありません。
禁漁前の秋ごろに釣りをするとタマゴを持ったヤマメが釣れることがありますが、そういうヤマメは疲れているのか釣れた後にあまり暴れません。
禁漁前の9月ですら産卵の準備で疲れているのですから、産卵を直前に控えた10月の禁漁の時期はなおさら疲れているでしょう。
禁漁期間にヤマメ釣りをするとタマゴを踏みつける
禁漁期間に川に入ってヤマメ釣りをすると土の中にあるヤマメのタマゴを踏見つけてしまいます。
ただでさえタマゴからヤマメが生まれてから大きくなるまでの確率が低いのに、その確率をさらに低くしてしまいます。
一日中、川の中を歩いて釣りをしているなら何個タマゴを踏み潰しているかわかりません。
タマゴを踏み潰して生まれるヤマメの数が減れば、その川の翌年の釣果は間違いなく減ることでしょう。
自分で自分の首を絞めているようなものなので禁漁期間に川に入るのはやめましょう。
漁協が管理していない川は一年中ヤマメ釣りができる?
漁協が管理している川は禁漁期間が設けてあることは当たり前ですが、では漁協が管理していない川はどうなのでしょうか?
答えは、「漁協が管理していない川でも禁漁期間は設けてある」です。
漁協の管理していない川は、各都道府県の漁業調整規則によって禁漁期間が決められています。
これは都道府県によって期間が違うようですので釣る前にその県の規則を調べる必要があります。
たまに禁漁期間に漁協のない川でヤマメ釣りをしている人を見ますが規則違反なので辞めましょう。
禁漁期間にヤマメ釣りをしたら罰金や釣り道具没収される
もし、各漁協や各都道府県の禁漁期間にヤマメ釣りをして違反した場合にどうなるかを調べてみたところ、罰金や釣り道具の没収、警察のお世話になるようです。
昔から”禁漁期間に釣りをしていて見つかったら釣具を没収される”と聞かされていましたが、どうやら本当のようです(笑)。
しっかりと漁業規則に書いてありました。ずっと脅し文句かと思っていましたw
また罰金に関しては10万円以下の罰金としているところが多く、結構高額ですので釣りはやめておきましょう。警察のお世話になりたくない人も辞めておきましょう。
佐賀県におけるヤマメの禁漁期間
では、僕が良く釣りに行く佐賀県の川の禁漁期間はいつなのか調べてみました。
佐賀県で漁協が管理する川は、嘉瀬川、厳木川、玉島川の3河川です。
嘉瀬川水系は漁協が2つあるので漁協の数は4つですね。
いずれも遊漁期間は3月~9月末までですので、禁漁期間は10月~2月末までです。
漁協が存在しない佐賀県内の川は、佐賀県内水面漁業調整規則によりヤマメ(エノハ)は10月1日~1月31日までが禁漁期間になっています。
なので遊漁期間は2月~9月末までになります。漁協の管理する川と比べて解禁が1ヶ月早いみたいです。
ただ、少し前に佐賀の川に立ててあった看板を見たときにヤマメの禁漁期間が10月から2月末日となっていたので、川によっても違いがあるようです。
正直、2月から釣って良いと言われても寒くて釣る気にならないので僕は3月から釣りますw
福岡県におけるヤマメの禁漁期間
次に福岡県の川の禁漁期間がいつなのかを調べてみました。
福岡県で漁協が管理している川は、筑後川水系、矢部川・星野川、佐田川・小石原川、今川・秡川、岩岳川、八木山川です。
いずれの漁協が管理する川も、禁漁期間は10月~2月末までです。
漁協が管理していない川は福岡県内水面漁業調整規則により、禁漁期間は10月~12月末までのようです。
ただ、年によっては禁漁期間が2月末まで延長される年があるので少し分かりずらいです。
また、福岡県の川は漁協が管理する川が多くわかりずらいので、3月1日を解禁日と覚えておくのが無難かと思われます。
遊漁券は福岡県すべての川で共通ですので年券3000円を買っておけば福岡県内の川でヤマメを釣るときに安心です。
禁漁期間にヤマメを釣るなら管理釣り場に行こう!
禁漁期間にどうしてもヤマメ釣りがしたいという方は、管理釣り場や釣り堀で釣るのがおススメです。
管理釣り場や釣り堀は魚影が濃いので比較的釣りやすく、釣り初心者の方にもおすすめです♪
ルアーやフライフィッシングの練習にもなりますので、禁漁期間にはもってこいの釣り場ともいえます。
管理釣り場や釣り堀でヤマメ釣りの腕を磨いて、翌年の釣果アップに備えましょう!
まとめ
今回はヤマメの禁漁期間に関することを書きましたが、渓流釣りは決まりごとが多いのでしっかり調べたうえで楽しみましょう。
禁漁期間は都道府県によって微妙に時期がズレているみたいなので、自分が釣りをする県の禁漁期間も調べてみてください♪
また釣り堀や管釣りは禁漁期間の遊び場として最適ですので是非行ってみてください☆
釣り人みんなでルールを守ってヤマメの住みやすい環境を作りましょう!