渓流で使うスプーンは形がいろいろありますが、その中でも変わった形をしているのがハスルアーに代表するような”への字”のスプーンです。
への字のスプーンはハスルアーが有名すぎてその他のものがあまり知られてないイメージがありますが、スミスのバックアンドフォースは知っている人も多いかもしれません。
への字のスプーンをあまり使うことがない方でも、スミスのルアーというだけで安心して使ってもらえるのではないでしょうか(笑)。
ということで今回はスミスのバックアンドフォースのインプレを実釣したときの記録とともに書いてみたいと思います♪
スミス バックアンドフォースの説明
まずはスミスのバックアンドフォースの簡単な説明からしていきたいと思います。
バックアンドフォースの重さは渓流向け
バックアンドフォースの重さは、4g・5g・7gの3種類があり使えるのは主に渓流域に限られそうです。
4gのものであればギリギリ源流域、7gのものはギリギリ本流でも使えるかもしれませんが、やはりこの3種類の重さですと渓流が一番使いやすそうです。
もう少し重さの幅が広ければ色々なタイプの川で使えるので、そこは今後のスミス社に期待したいところです(笑)。
バックアンドフォースのカラー
バックアンドフォースのカラーのラインナップは、かなり良い感じになっております。【公式】
どのカラーもとても綺麗で、ネイティブトラウトにはかなり効きそうなものばかりです。
このぐらい綺麗なルアーですと、トラウトだけでなく釣り人もたくさん釣れるということは言うまでもありません。
僕も初めてバックアンドフォースを見たとき、かなり好みのカラーをしていたので即バイトしてしまいました(笑)。
正直どのカラーでも普通に釣れると思うので、自分の好みのカラーを選ぶことをおすすめします。
バックアンドフォースの使い方
公式ページにも書いてあるように、バックアンドフォースはイレギュラーなアクションをさせることで魚を誘うスプーンです。
タダ巻きでもヒラヒラと泳ぐので普通に釣れるのですが、トゥイッチなどのアクションをかけるとよりイレギュラーな動きをするので低活性の魚にも効果的です。
浮き上がりずらいのでアップストリームやダウンストリームキャストでも使うことができ、クロスストリームでドリフトさせても効果的と非常に使い勝手のいいルアーです。
バックアンドフォースを使って春の渓流を攻める
次は実際にバックアンドフォースを使って渓流釣りに行った時の釣行記を書いていきたいと思います。
今回渓流釣りに来たのは上の写真のような岩に挟まれた源流域です。
春と言ってもやはり山の中はまだ寒く、魚たちは深みのある淵に溜まっています。
岩の上から水の中を覗き込むと魚たちが泳いでいて、テンションがあがります♪
バックアンドフォースのリフト&フォールで魚を誘う
この時期は魚は底の方についているので、ここは基本通りリフト&フォールで狙っていきたいと思います。
流れの終わりあたりにスプーンを投げて底に着くまでフォールさせます。
への字のスプーンでリフトアンドフォールをするのは初めてだったのですが、普通のスプーンと比べるとフォールのスピードは遅めでした。
しかし、結構ヒラヒラと光りながら落ちていくのでアピール力は高そうです。
スプーンをフォールさせると落ちてくるスプーンを見つけたヤマメがさっそく食いついてきました♪
かかった瞬間に合わせを入れますが、なかなかフックが口に刺さりません。
同じポイントで3回はスプーンに食いついてきましたが、どれもバラしてしまいました。
基本的にリフトアンドフォールは、フォール時に食いついてくるのですが、ラインのテンションが抜けているせいか簡単にフックアウトしてしまいます。
ここら辺が今後のスプーニングの課題になりそうです。
バックアンドフォースは流れの強いポイントでも使える
次は流れが強めのポイントに到着しました。
流れの強いポイントはへの字のスプーンの本領を発揮しやすい場所です。
さっそくスプーンを白泡めがけてキャストし泳がせると、ヒラヒラと左右に動きながら泳いでくれます。
すると追ってきたヤマメがポイントの終わりギリギリで食いついてきました。
バックアンドフォースでの記念すべき1匹目のヤマメです♪
小さかったのですぐにリリースしました。
バックアンドフォースは流れの緩やかなポイントにも対応
次は流れが緩めのポイントに着きました。
白泡付近をめがけてスプーンをキャストして、タダ巻きで引いていきます。
アクションは普通のスプーンと比べると大きめで、ゆっくり引いても左右にヒラヒラと泳いでくれるのでアピール力は高そうです。
ゆっくりスプーンを引いていると魚が付いてきて、流れの終わりスレスレでなんとか追いつきヒット!
サイズは小さめですが、本日2匹目のヤマメを釣ることができました♪
ヒットルアーはバックアンドフォースのレインボー4gです。
バックアンドフォースのダイヤカットを試してみる
次はいかにも釣れそうな好ポイントに到着しました。
良いヤマメがいそうなので、こちらも隠しておいたバックアンドフォースのダイヤカットを使って釣ってみたいと思います♪
ダイヤカットの効果は未知数ですが、とりあえずいいのが釣れればokです(笑)。
1投目は小さいヤマメが数匹付いてきただけだったので、もう一度キャストして少し沈めてから引いていきます。
すると先ほどのヤマメより大きいやつがチェイスしてきました。
何とか食わせようとデッドスローリトリーブでスプーンを引いていくとヒット!
この日一番デカい20センチ強のヤマメを釣ることができました♪
ダイヤモンドカットの効果があったのかは分かりませんが、大きいヤマメが釣れたので良しとします(笑)。
ヒットルアーはバックアンドフォースダイヤのGGO4gです。
しばらく釣りあがっていくとまたもや好ポイントにたどり着きました♪
さっそくスプーンを投げてみると数匹ヤマメがチェイスしてきて、そのうちの一匹がポイントの終わりあたりでヒット!
ヤマメが釣れたと思いきや、よく見るとアマゴでした♪
赤い斑点がキレイでヤマメと違った良さがあって良いですね。
ヒットルアーはバックアンドフォースのヤマメ4gです。
その後も良いポイントではヤマメが1匹ずつは釣れてくれました♪
上の写真のルアーはバックアンドフォースのイケゴールド4gです。
ということでバックアンドフォースを使った渓流釣りはここで終了したいと思います(^^♪
最後に気になったことをひとつあげると、バックアンドフォースのようなへの字のスプーンは動きが大きいゆえに魚のミスバイトが多く、バラしやすい傾向があるということです。
なので、バラすのが嫌な方はフックをダブルフックやトリプルフックにするのが良いかなと思いました。
まとめ
今回はスミス社のへの字型スプーンのバックアンドフォースを使ってみましたが、流れの強いポイントや緩いポイント、深いポイントなど様々なポイントに対応できて良いスプーンだなと思いました。
ただ、まだ水温の低いこの時期は魚がミスバイトをすることが多くバラシが結構あったのでフックを増やすか、使う時期を考えるのがいいかなと思いました♪
への字型スプーンはひとつ持っておくと面白いルアーなので、持ってない方は買ってみてはどうでしょうか(^^♪